Mindfulness

マインドフルネスとは

マインドフルネス(mindfulness)は、今 この瞬間にご自分の身体や気持ち(気分)に意識的に気づくこと

私達は普段、自分の考えやカラダをコントロールして生きていると思っていますが、実は無意識(潜在意識)で生きている事をご存知でしょうか。

例えば好きな音楽を聴いた時、身体がリズムをとったり、心が自然とワクワクしている体験がありませんか?または、悲しい出来事があったときに聴いた音楽は、何年たっても耳にすると、切なさを覚えた体験はないでしょうか?このように、私達は日常のささいな事柄にまるで勝手(自動操縦)されて無意識レベルで生きているのです。

 

マインドフルネスは、この無意識レベルに起こっている事を意識的に気づいていく事です。(マインドフルネスはBeingの状態です)

人にはDoingモードとBeingモードがある

よりよい自分であるために3つのものとの繋がりと調和が大切です。

(1) 頭 (理性・考え)

(2) 身体

(3) 心 (気持ち)

ところが現代人は「頭」優位なことが多いです。「頭」という司令塔が「身体」や「心」のメッセージを無視し、「身体」や「心」が「辛いよ~」、「苦しいよ~」、「休みたいよ~」と言っているにもかかわらず頭の「~せねばならない。」、「もっと頑張れ!!」の指令に従っていることが多くあります。

<Doingモードとは・・・>

 

Doingモードは「することモード」。

 

何かの目的を達成しようとする心の状態で、私たちの日常活動のほとんどが「することモード」になっています。物事が望ましい状況にあるかどうか、目的を達成できているかなど、常に判断・計画・評価して、効率よい解決策や達成の道筋を考えようとします。それが思い通りに進めば目的をスムーズに達成できるため、達成感や満足感を得ることができ、私たちの日常活動を大いに支えてくれます。

しかし、何かの問題が発生するなど、思い通りに行かないことが起こると、「することモード」がやっかいな状況に心を追い込んでしまいます。考えを巡らせ思考が優先になり、「解決しなければ」と、身体と心のギャップが起こり、更にそれを埋めようと思考が張り巡らせ、気持ちが焦ります。「もっと頑張らなければ」「自分はダメだ」など、思考のループにハマり、思考に囚われ続けます。

 

 

<Beingモードとは・・・>

Doingモードがこじれた時に大切になるのが「Being(あること)モード」。

 

シンプルに表現すると、「ただ存在しているだけ」。

問題が起きて、自分の感情が揺さぶれている時に、感情に巻き込まれるのではなく、「私の中に、今、怒りが在る」「私の中に、今、悲しみがある」と、気づいて揺れている感情をそのまま置く事です。

 

問題に対して何もしようとしないし、何も変えようとしません。

 

マインドフルネスは、まさにこの「Being」の状態を指します。

<マインドフルネスでDoingからBeingへモードを変える>

自分は『するモード』になっている」と気づき、そのうえで、「在るモード」へと意識を変える練習をすることが大切です。

マインドフルネスの練習とは、ずばり「在るモード」にスイッチするための練習です。マインドフルネスの練習の中で、「するモード」になっている自分に気づき、「在るモード」へと意識的に移す練習をしていきます。マインドフルネスでは、自身の中に生じた「思考」や「感情」、行動に気づくことが一番のポイントになります。自分の行動目的に気づきその目的を一旦手放すことで、見えてくることがあります。特定のゴールを向かっているときには、見えなかったことが鮮やかに姿を現し、この全体視からこれまで気づかなかった可能性が現れ、新たな道が開けてくるのです。

 

地球の上を一歩、一歩 歩く時に、ただ、歩む。

その瞬間は過去や未来に囚われていません。

 

今、この瞬間、地面の凸凹を感じ、足の運びに意識を向けています。

もし、凸凹を感じたら足がそれを捉え、滑らないように自分の足に意識が向きます。

自分の内面に意識をただ向けて、そこに批判的な考えがない状態。

 

これが「マインドフルネスの状態」です

マインドフルネスの意識使ったセラピー

私の行うインナーチャイルドセラピーは、「マインドフルネス」のBeingモードへ誘い、セッションの中に織り込む事で、”今、この瞬間”に自分に意識を向けて心とカラダから「気づき」のメッセージを受け取っていきます。